ネギにとまるノビタキ 投稿者:
探検隊隊長 投稿日:2022/10/28(Fri) 14:25 No.6125 |
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T.Mさん、こんにちは。 1週間ほど前にネギ畑で撮ったノビタキです。ここにはまだ10数羽のノビタキがいました。
写真の個体は顔の黒いいわゆるガン黒ノビではありませんが、ノビタキ雄の第1回冬羽です。 誰が見ても雄とわかるような顔の黒い個体は秋に見るノビタキ全体のうちの5分の1程度しかいません。 ガン黒ノビ以外の雌タイプの個体の雌雄同定には細心の注意が必要となりますね。
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Re: ネギにとまるノビタキ
T.M - 2022/10/29(Sat) 05:16 No.6126 | |
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隊長さん、おはようございます。 ノビタキの撮影や知識に関しては、プロを含めても右に出るものはいない 隊長さん...流石に詳しいですね。
当方も識別には興味はありますが、深い知識はなく適当なコメントはできるだけ 書かないようにしています...恥ずかしい限りです。
今季は野山のノブドウやノイバラなどいろんな実は豊作のようですね。
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Re: ネギにとまるノビタキ
探検隊隊長 - 2022/10/30(Sun) 10:50 No.6127 | |
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T.Mさん、こんにちは。 野山の木の実チェック、今年はまだチェックできていません。そういえば、紅葉とノビタキを撮影しに行った場所ではナナカマドやズミの赤い実がたくさん生っていたように思います。実が豊作なのであれば、これから冬鳥やルリビタキなど楽しみが増えますね。
ノビタキの年齢識別や雌雄識別ですが、最初に貼らせていただいた写真の個体と同じ個体の動きのある写真を追加で貼らせていただきますね。 最初に投稿させていただいた写真では、初列雨覆が大雨覆にほぼ隠されて先端が少しだけしか見えていませんが、その年生まれの第1回冬羽は初列雨覆の羽縁の白斑が目立ちます。初列雨覆はその年生まれの子の場合、生まれた年の秋には換羽しません。 それから、ノビタキの雄個体は上尾筒が白いですが、冬羽時は先端の赤褐色の羽に覆われて見えないことがあります。しかし、赤褐色の羽の奥の方は白いので、動きがあるとその一部が見えます。 赤褐色の羽は春が近づくと先端が擦り切れて奥の白い部分がよく見えるようになるため上尾筒の白がはっきりとわかるように変化してゆきます。 雌個体は上尾筒の部分は羽の奥の方も赤褐色のままなので動きのあるカットでも上尾筒は一様に赤褐色で白い部分が見えることはありません。
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Re: ネギにとまるノビタキ
T.M - 2022/10/31(Mon) 05:52 No.6128 | |
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隊長さん、おはようございます。 長年の観察に基づく貴重な情報を惜しみなく提供していただいて感謝いたします。 写真付きで的確な解説で、よく理解できました。 ガン黒ノビ以外は雌と判断しがちですが、雌雄識別にはもっと深く観察しなければならないことが よくわかりました。
カモ類もそうですが、秋の観察での識別は本当に奥が深いですね。 解説、本当にありがとうございました。 |
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